2度目の初恋
新年度。
わたしは高校2年生になった。
クラス替えをして、玲那とはまた同じクラス。
わたしの通っている高校は、2年生になるときしかクラス替えをしないから
唯一の親友、玲那と3年間同じクラスは嬉しい。
担任は、1年から同じの相沢 雅斗(あいざわ まさと)先生。
まだ若くて、すらっとしていて結構生徒から人気だが、課題の量がどの先生よりも多いからわたしはそんなに好きじゃない。
しかも、担当はわたしが大嫌いな数学。
1年生のときは数学がこの世からなくなることを祈っていたけど、雅斗先生から、数学をなくすと言うことは、世界を壊すことと一緒だ。美羽がいる世界を自分の手で壊してもいいのか?と若干脅迫じみた言葉を言われたので、数学をなくしてほしいとまでは言わないから、少しでも、数学の課題の量減らないかな~。と想いながら新しい教室に入った。
教室に入ったら、すでに騒がしく、あれ…この人同じ学年だったっけ?
っていう人も何人かいた。
あまりにも喋らなすぎだ…と思ったわたしは
まず、いろんな人と喋ろう。と決めた。
でも7クラスもあるからわからない人がいて当たり前か。
と勝手に自己解決させちゃったけど
少しはいろんな人と喋るのも大切だと思い、心の中でわたしの今年度の目標にした。
そう考えていたら
「美羽~、また同じクラスだね!」
「玲那と一緒でよかったよ、玲那いなかったらわたしぼっちだった。」
「ずっと一緒だよ!」
「ありが…」「ねー、美羽!」
「う、うん、なに?」
「わたしたちのクラスに転校生がくるんだよ」
「え、転校生?」
「結構学校中で噂になっているよ。」
「転校とかできるんだね~。」
「それがね、転校生、特別らしいよ。」
「なにそれ?わたしなんてやっと入ったのに~」
少し唇を尖らせるわたし
「学校長と転校生の父親が繋がっていてそれで転校とか聞いた。」
「コネか~。」
「美羽、めっちゃ嫌がっているじゃんw。」
「嫌とかじゃないよw。」
「転校生、うちのクラスだから嫌な顔しちゃだめだよ?。」
「ほんとに!?。」
「美羽、嫌がりすぎだってw。」
「だから、嫌じゃな……」 「ガラガラガラッ…」
「みんな~、席に着け~、2年3組担当の相沢 雅斗です。去年同じクラスだったひとは引き続きよろしくな、優しく時には厳しくいくから、初めましてのひとたちも仲良くしていこうな。」
クラスから拍手と同時に悲鳴も聞こえた。
髪切ったのか、爽やかで少しかっこいいと思った。
と思ったのも束の間
「転校生を紹介する、自己紹介してくれ。」
「森が丘高校からきた、山田公平です、よろしくお願いします。」
え…?
山田公平って
あの山田公平!?
ちょっと待って…
目が丸くなり、体が動かない、脳も固まった。
完全にフリーズした。
私が高校合格したことよりも
中学3年生になる弟がU18のサッカー日本代表に選ばれたことよりも
ほんとにいままで17年生きてきて、私、姫野美羽、1番の衝撃です。
もう2度と会えないと思っていた、もうこの想いは忘れるしかない。
そう想っていたのに…
まさかのまさか…
10年という長い時を経て
公平くんに再会するなんて
神様ってすごいんだなと脳内フリーズのわたしは思った。
わたしは高校2年生になった。
クラス替えをして、玲那とはまた同じクラス。
わたしの通っている高校は、2年生になるときしかクラス替えをしないから
唯一の親友、玲那と3年間同じクラスは嬉しい。
担任は、1年から同じの相沢 雅斗(あいざわ まさと)先生。
まだ若くて、すらっとしていて結構生徒から人気だが、課題の量がどの先生よりも多いからわたしはそんなに好きじゃない。
しかも、担当はわたしが大嫌いな数学。
1年生のときは数学がこの世からなくなることを祈っていたけど、雅斗先生から、数学をなくすと言うことは、世界を壊すことと一緒だ。美羽がいる世界を自分の手で壊してもいいのか?と若干脅迫じみた言葉を言われたので、数学をなくしてほしいとまでは言わないから、少しでも、数学の課題の量減らないかな~。と想いながら新しい教室に入った。
教室に入ったら、すでに騒がしく、あれ…この人同じ学年だったっけ?
っていう人も何人かいた。
あまりにも喋らなすぎだ…と思ったわたしは
まず、いろんな人と喋ろう。と決めた。
でも7クラスもあるからわからない人がいて当たり前か。
と勝手に自己解決させちゃったけど
少しはいろんな人と喋るのも大切だと思い、心の中でわたしの今年度の目標にした。
そう考えていたら
「美羽~、また同じクラスだね!」
「玲那と一緒でよかったよ、玲那いなかったらわたしぼっちだった。」
「ずっと一緒だよ!」
「ありが…」「ねー、美羽!」
「う、うん、なに?」
「わたしたちのクラスに転校生がくるんだよ」
「え、転校生?」
「結構学校中で噂になっているよ。」
「転校とかできるんだね~。」
「それがね、転校生、特別らしいよ。」
「なにそれ?わたしなんてやっと入ったのに~」
少し唇を尖らせるわたし
「学校長と転校生の父親が繋がっていてそれで転校とか聞いた。」
「コネか~。」
「美羽、めっちゃ嫌がっているじゃんw。」
「嫌とかじゃないよw。」
「転校生、うちのクラスだから嫌な顔しちゃだめだよ?。」
「ほんとに!?。」
「美羽、嫌がりすぎだってw。」
「だから、嫌じゃな……」 「ガラガラガラッ…」
「みんな~、席に着け~、2年3組担当の相沢 雅斗です。去年同じクラスだったひとは引き続きよろしくな、優しく時には厳しくいくから、初めましてのひとたちも仲良くしていこうな。」
クラスから拍手と同時に悲鳴も聞こえた。
髪切ったのか、爽やかで少しかっこいいと思った。
と思ったのも束の間
「転校生を紹介する、自己紹介してくれ。」
「森が丘高校からきた、山田公平です、よろしくお願いします。」
え…?
山田公平って
あの山田公平!?
ちょっと待って…
目が丸くなり、体が動かない、脳も固まった。
完全にフリーズした。
私が高校合格したことよりも
中学3年生になる弟がU18のサッカー日本代表に選ばれたことよりも
ほんとにいままで17年生きてきて、私、姫野美羽、1番の衝撃です。
もう2度と会えないと思っていた、もうこの想いは忘れるしかない。
そう想っていたのに…
まさかのまさか…
10年という長い時を経て
公平くんに再会するなんて
神様ってすごいんだなと脳内フリーズのわたしは思った。