2度目の初恋
公平くんと初めてした夜の次の朝からは課題に追われた。


しかも夏休み終わったらすぐテスト。


学期末テストしたばっかりなのに!!


公平くんはだるー。とか言いながらも頭がいいからすぐ終わった。


一方のわたしは苦手な数学で苦戦中。


「これは簡単だぞ!?」


とかちょいちょいわたしをバカにしてくるけどそれはまぁ許す。


「数学以外は負けないもんね〜」


「でも俺、学年1位だったけど??」


悔しいけど、公平くんが1位でわたしは2位だった。


学年1位だってことが分かった時にクラスの人たちに


「たいしたことないし」


とか言ってたのに


今日はめっちゃ自慢してくる。



昨日の優しい公平くんはどこいったのかと頭に「?」マークを浮かべていたら



いきなり公平くんが


「俺、眠いから昼寝するわ」


「えー、教えてよ、このままじゃ終わらない!!」


「美羽なら終わる!これは俺が保証するからまじで眠いから起きたら教えるわ。」


公平くんは寝てしまった。


「保証って、その自信はどこからくるのw1人でやるしかないか…」


必死に課題を頑張った。


気付いたら夜の9時。


「やっと終わった!公平くんとご飯食べよ〜」


わたしは自分の部屋から寝室にいる公平くんを呼んだ。


「公平くん、まだ寝てる?」


公平くんは頭を抱えている。しかも反応がない。


「公平くん、起きてる?ねぇ、公平くん!!」


公平くんをゆする。


「あ、あぁ…美羽、寝てた。」


「めっちゃ寝てたね、わたし課題終わったよ!」


「俺が教えなくても終わったじゃん。」


「わたしもやればできるもん!」


わたしも少し威張った。


「よし、晩ご飯食べようか、でも夜遅いしラーメンでも食べにいかない?」



「夜のラーメン、反則だけど今日は頑張ったしいいか!」


公平くんと手を繋ぎながら、ラーメン屋に行ってラーメンを食べて帰ってきて寝た。



課題が終わってからは公平くんと映画を見に行ったり、玲那の家で遊んだりして夏休みが終わった。


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