2度目の初恋
月曜日。
朝、登校すると、公平が事故に遭ったことがもうみんなの耳に入っていた。
「え、3-3の山田が事故!?」
「公平が!?」
なんでもうみんなわかるの…
あ、体操部に来てないし、公平のお母さんが学校に連絡しないわけないから、先生たちはわかると思うけど
そんなすぐに広まるかな…?
あまりに広まって欲しくない。
でも公平はしばらく学校にも来れないから、公平がなぜ来れないかはみんないつかは知らないといけないかもしれないけど…
朝から落ち込みながら、3-3の教室に入る。
チャイムが鳴り、相沢先生が教室に入る。
「みんな、おはよう、山田はいろいろ事情があってしばらくは学校に来れない。でも必ず来るからそれまで待っててな。」
相沢先生、必ず来るって言ってくれて嬉しい。
わたしもずっと信じてる、公平は必ず来ると。
その後、「姫野、昼休みに数学準備室に来い。」
「わかりました。」
たぶん、公平のことだろうと思いながら、1限の準備に入る。
朝のHRが終わって、玲那がこっちに来る。
「美羽、元気?」
「うん、大丈夫」
「相沢っちから呼ばれたね。」
「たぶん公平のことだと思う。」
「てか、もう公平が事故に遭ったこと広まってない?」
「いや、それわたしも思った。」
「なんでだろう、まぁこんなに人多いし噂なんてあっという間に広がるよね。」
「それはそうだけど…」
「あまり不安にならないの!」
「はーい。」
12:00
昼休み。
数学準備室に向かう。
「コンコンコン」
「はい」
「失礼します。」
「姫野か、ここに座っていいぞ。」
「はい。」
「公平のことだ。」
「だと思いました。」
「事故のことは知ってるな?」
「はい、病室に土曜日行きました。」
「俺も今日の仕事終わりに行く。」
「そうなんですか。」
「なんであいつ走ったんだろう。体操の時でも嫌がってたのに。」
「わたしのせいなんです。」
「え?」
「わたしの……せいです…」
「どういうことだ?」
「言える時が来たら言います。」
「そうか、山田、大会出れないから残念だな。」
「ほんとだ…」
「あいつ、やっぱ才能あるし個人でも団体でも出るつもりだったんだけどな…」
また泣きそう…
てか、相沢先生は体操部顧問。
ってことはまりなちゃんのこと知ってるんじゃ…
真実が知りたい。
「あの、せんせ。」
「なんだ?」
「まりなちゃんって子知ってます?」
「体操部マネの?」
「そうです。」
「あいつがどうした?」
「あ、その、、、まりなちゃんってマネージャーとして体操部みなさんに尽くしてる感じありました?1人だけとかじゃなくて…」
「まだ1ヶ月くらいしか経ってないからなぁ…でも、結構頑張ってくれてると思うけど。斎藤がどうした?」
斎藤 まりなちゃんって言うんだ。
「いや、なんでもないです。」
「姫野を呼んだのは、山田がもう事故に遭ったことなぜか広まってるが、なんとか山田を支えてほしいのと、姫野も気持ちを強く持つんだ、わかった?」
「ありがとうございます。」
「あ、姫野にこれやるわ。」
袋の中にはクリームパンとチョコクロワッサンが入っていた。
「昼休み時間結構もらったからな、あげるわ。」
「ありがとうございます。」
そう言って、わたしは3-3の教室に戻った。
「美羽、遅い!」
「ごめんごめんw」
「まぁ、駄々こねて颯汰と一緒に食べたから許してあげる!」
「はいはい〜w」
「てか、斎藤 まりなちゃんって知ってる?」
「その子って体操部マネの?」
「うん。」
「斎藤 まりなってまさか…」
「え、知ってるの?」
「私のお母さんの、友達の娘の名前が斎藤 まりななんだよね。」
「まじ…?」
「そのまりなのお母さんは現役モデルで本当に綺麗で、私も高校卒業したらモデルになりたいから、モデルの心得とか結構聞いてたんだよね。」
「そのまりなちゃんって綺麗?」
「美羽の不安を煽るようだけど、めっちゃ可愛いよ。お父さんもメンズモデルなんだもん。」
「最強DNAじゃん…」
「美羽、不安にならないの!」
「いや、そんな話聞いたら、不安になるよー!」
「だったら、うちらで真実を知ろう。」
「わたしもそのつもりだった。」
「よし、1番手っ取り早い方法を教えようか?」
「なに?」
「まりなに直接聞くの。」
「なにを!?」
「公平とはどういう関係なのかってね。」
「えー!?」
「美羽、声私よりでかいよ。」
「ごめんw」
「ストレートに聞けば全てわかるの、相手が嘘つかなければいい話なんだけど。」
「怖いよ…」
「美羽、なに怖がってるの!まりなは1年、うちら3年。先輩の力ってやつをとことん使わないと!」
「いや、まぁ、そうだけど…」
「公平の彼女として胸張らないと、でしょ?」
「そうだね。」
ということで、玲那の力を借りて、まりなちゃんに直接攻撃をして真実を知ることになった。
朝、登校すると、公平が事故に遭ったことがもうみんなの耳に入っていた。
「え、3-3の山田が事故!?」
「公平が!?」
なんでもうみんなわかるの…
あ、体操部に来てないし、公平のお母さんが学校に連絡しないわけないから、先生たちはわかると思うけど
そんなすぐに広まるかな…?
あまりに広まって欲しくない。
でも公平はしばらく学校にも来れないから、公平がなぜ来れないかはみんないつかは知らないといけないかもしれないけど…
朝から落ち込みながら、3-3の教室に入る。
チャイムが鳴り、相沢先生が教室に入る。
「みんな、おはよう、山田はいろいろ事情があってしばらくは学校に来れない。でも必ず来るからそれまで待っててな。」
相沢先生、必ず来るって言ってくれて嬉しい。
わたしもずっと信じてる、公平は必ず来ると。
その後、「姫野、昼休みに数学準備室に来い。」
「わかりました。」
たぶん、公平のことだろうと思いながら、1限の準備に入る。
朝のHRが終わって、玲那がこっちに来る。
「美羽、元気?」
「うん、大丈夫」
「相沢っちから呼ばれたね。」
「たぶん公平のことだと思う。」
「てか、もう公平が事故に遭ったこと広まってない?」
「いや、それわたしも思った。」
「なんでだろう、まぁこんなに人多いし噂なんてあっという間に広がるよね。」
「それはそうだけど…」
「あまり不安にならないの!」
「はーい。」
12:00
昼休み。
数学準備室に向かう。
「コンコンコン」
「はい」
「失礼します。」
「姫野か、ここに座っていいぞ。」
「はい。」
「公平のことだ。」
「だと思いました。」
「事故のことは知ってるな?」
「はい、病室に土曜日行きました。」
「俺も今日の仕事終わりに行く。」
「そうなんですか。」
「なんであいつ走ったんだろう。体操の時でも嫌がってたのに。」
「わたしのせいなんです。」
「え?」
「わたしの……せいです…」
「どういうことだ?」
「言える時が来たら言います。」
「そうか、山田、大会出れないから残念だな。」
「ほんとだ…」
「あいつ、やっぱ才能あるし個人でも団体でも出るつもりだったんだけどな…」
また泣きそう…
てか、相沢先生は体操部顧問。
ってことはまりなちゃんのこと知ってるんじゃ…
真実が知りたい。
「あの、せんせ。」
「なんだ?」
「まりなちゃんって子知ってます?」
「体操部マネの?」
「そうです。」
「あいつがどうした?」
「あ、その、、、まりなちゃんってマネージャーとして体操部みなさんに尽くしてる感じありました?1人だけとかじゃなくて…」
「まだ1ヶ月くらいしか経ってないからなぁ…でも、結構頑張ってくれてると思うけど。斎藤がどうした?」
斎藤 まりなちゃんって言うんだ。
「いや、なんでもないです。」
「姫野を呼んだのは、山田がもう事故に遭ったことなぜか広まってるが、なんとか山田を支えてほしいのと、姫野も気持ちを強く持つんだ、わかった?」
「ありがとうございます。」
「あ、姫野にこれやるわ。」
袋の中にはクリームパンとチョコクロワッサンが入っていた。
「昼休み時間結構もらったからな、あげるわ。」
「ありがとうございます。」
そう言って、わたしは3-3の教室に戻った。
「美羽、遅い!」
「ごめんごめんw」
「まぁ、駄々こねて颯汰と一緒に食べたから許してあげる!」
「はいはい〜w」
「てか、斎藤 まりなちゃんって知ってる?」
「その子って体操部マネの?」
「うん。」
「斎藤 まりなってまさか…」
「え、知ってるの?」
「私のお母さんの、友達の娘の名前が斎藤 まりななんだよね。」
「まじ…?」
「そのまりなのお母さんは現役モデルで本当に綺麗で、私も高校卒業したらモデルになりたいから、モデルの心得とか結構聞いてたんだよね。」
「そのまりなちゃんって綺麗?」
「美羽の不安を煽るようだけど、めっちゃ可愛いよ。お父さんもメンズモデルなんだもん。」
「最強DNAじゃん…」
「美羽、不安にならないの!」
「いや、そんな話聞いたら、不安になるよー!」
「だったら、うちらで真実を知ろう。」
「わたしもそのつもりだった。」
「よし、1番手っ取り早い方法を教えようか?」
「なに?」
「まりなに直接聞くの。」
「なにを!?」
「公平とはどういう関係なのかってね。」
「えー!?」
「美羽、声私よりでかいよ。」
「ごめんw」
「ストレートに聞けば全てわかるの、相手が嘘つかなければいい話なんだけど。」
「怖いよ…」
「美羽、なに怖がってるの!まりなは1年、うちら3年。先輩の力ってやつをとことん使わないと!」
「いや、まぁ、そうだけど…」
「公平の彼女として胸張らないと、でしょ?」
「そうだね。」
ということで、玲那の力を借りて、まりなちゃんに直接攻撃をして真実を知ることになった。