2度目の初恋
ずっと好き
放課後。
「ほんとに行く?」
「美羽だって、まりなのところ行くとか言ってたじゃん!」
「そうだけどさ…」
「美羽が怖くて不安なのわかるけど、美羽が見たものが事実でも、真実は違う場合あるよ?」
「そうだね…」
「ほら、行くよ!」
わたしと玲那は、4階にある1年生教室に向かった。
「あ、いた、あの子だよね、まりなちゃん。」
部活の時は髪を纏めて、ポニーテールにしてるけど、今はまだ髪を下ろしている。
改めて見ると、可愛すぎる。
「そー、あの子。1-4なんだ。」
「今話しかける?」
「どうしよう、なにから聞けばいいのかわかんない…」
「私に任せて!!」
「玲那、なに聞くの!?」
「大丈夫、まりなとは数え切れないほど、遊んだし親しいから素直に私の質問に答えてくれるから。それで聞きたいことが浮かんだらまりなに直接聞いちゃって。」
「分かった…」
「まりな?」
「玲那ちゃん!」
声まで可愛い…モテないわけない顔や声してるし、公平がまりなちゃんのこと好きになっても、正直納得してしまう。
いや、しちゃだめだ!!!
と思いながら、玲那とまりなちゃんの話に耳を傾ける。
「ちょっと聞きたいことがあるんだけど、多目的室Aに行かない?ここから近いよね。」
「そんなに大切な話なんだ。」
「あまり聞かれたくない話なの。」
そういって、玲那とまりなちゃんは多目的室Aに入った。
わたしはドア越しから2人の話を聞く。
「それでなに、話って?」
「3-3の山田 公平知ってる?」
「体操部の先輩だからもちろん。」
「実はまりなと公平が遊園地で遊んだところを見てしまって、しかも部活前は体育館倉庫で2人なにかしてたよね?」
「え、玲那ちゃんは颯汰先輩がいるじゃないですか、なんで、玲那ちゃんが山田先輩のことを聞くの?」
「私の親友が公平の彼女なの。それで真実を知りたいと思ってね。」
「真実ですか…」
「公平とまりなはもしかして付き合ってるとか…じゃないよね?」
息が詰まりそうなくらい緊張する。
「私、山田先輩が好き。一目惚れだけど。」
うわぁあああああああ、事実のままが真実じゃん。
自分の中で何もかもが崩れた。
と思った。
「でも、付き合ってない。私、1度ハマったらずっと追い求めちゃうし、すぐ行動に移す性格だから、山田先輩に告白したの、マネになって2、3週間経って。そしたら、断られた。俺、彼女いるし、無理だって言われた。」
告白されて断ったなら、なんで遊園地に一緒に行ったの?そして、体育館倉庫での出来事はどういうこと?
?が消えない。
「じゃ、なんで遊園地に行ったり体育館倉庫で2人でなにしてたの?」
「これ、わたしが話して、玲那ちゃんから山田先輩の彼女さんに言うの?」
「言わないほうがいい?」
「そんなに知りたいの?知ってどうするの?」
「まりなは山田先輩をどうしたいの?」
「どうしたい?」
なんか心理戦みたいの始まってない?
まりなちゃんも結構気強そうな性格…
「正直、彼女さんがいることは告白する前からなんとなく気付いていたよ。でも、自分に振り向いて欲しかった、諦められなかった。だから、告白したし、諦めることができなくて、なんとか口実を作って2人でカフェに行ったり、体操部員と一緒に遊んだこともあった。でも、山田先輩はずっと帰りたがってたけどね。」
「体育館倉庫にはなにをしてた?」
「山田先輩から呼び出された。もう夜遊ぶのやめにしようと、でも、嫌だった。少しでもいいから山田先輩と遊びたかった。だから最後に2人で遊園地に行ってほしいと言って行ったかな。」
「まりな、間違ってたね。」
「え?」
「ほんとに公平のことが好きなら、好きな人の気持ちも考えてあげなきゃいけないんじゃないの?そんな無理矢理遊びたいとかただの自己満じゃん。それに彼女がいるって気づいていたら、諦めようって思わない?時間がかかっても。」
まりなちゃんはなにも話そうとしない。
「もう公平のこと諦めてね。まりなは可愛いんだからすぐに彼氏ができるしまたこの人がいいって思える人が現れるから。」
「山田先輩に迷惑かけてしまったね…その彼女さんにも。」
「そうだよ。」
「それじゃ、私もう部活行っていい?マネだから少しでも早く行かないといけないから。話したいことあればまた別の日にでいい?てか、ママが玲那ちゃんに会いたがってたから家に来てよ!」
「わかった、行くね。」
そう言って、まりなちゃんは去った。わたしは咄嗟に隣の美術室に逃げ込んだ。
わたしは、多目的室Aに入った。
「玲那、ほんとありがとう…」
「私、いろいろ聞きすぎたねw」
「そんなことないよ、でもこれで分かったね、公平は美羽のこと裏切ってない、ただ、まりなから無理矢理誘われて行っただけ。公平、優しい部分あるからね。」
「そうだね。」
「かっこいいくせに優しいし真面目な部分あるし、そりゃモテるわ、公平。そんな方の彼女は大変だね〜w」
「大変です。w」
「これで安心して部活行ってきな!」
「はーい。」
もう公平が目を覚ますの待つのみになった。
「ほんとに行く?」
「美羽だって、まりなのところ行くとか言ってたじゃん!」
「そうだけどさ…」
「美羽が怖くて不安なのわかるけど、美羽が見たものが事実でも、真実は違う場合あるよ?」
「そうだね…」
「ほら、行くよ!」
わたしと玲那は、4階にある1年生教室に向かった。
「あ、いた、あの子だよね、まりなちゃん。」
部活の時は髪を纏めて、ポニーテールにしてるけど、今はまだ髪を下ろしている。
改めて見ると、可愛すぎる。
「そー、あの子。1-4なんだ。」
「今話しかける?」
「どうしよう、なにから聞けばいいのかわかんない…」
「私に任せて!!」
「玲那、なに聞くの!?」
「大丈夫、まりなとは数え切れないほど、遊んだし親しいから素直に私の質問に答えてくれるから。それで聞きたいことが浮かんだらまりなに直接聞いちゃって。」
「分かった…」
「まりな?」
「玲那ちゃん!」
声まで可愛い…モテないわけない顔や声してるし、公平がまりなちゃんのこと好きになっても、正直納得してしまう。
いや、しちゃだめだ!!!
と思いながら、玲那とまりなちゃんの話に耳を傾ける。
「ちょっと聞きたいことがあるんだけど、多目的室Aに行かない?ここから近いよね。」
「そんなに大切な話なんだ。」
「あまり聞かれたくない話なの。」
そういって、玲那とまりなちゃんは多目的室Aに入った。
わたしはドア越しから2人の話を聞く。
「それでなに、話って?」
「3-3の山田 公平知ってる?」
「体操部の先輩だからもちろん。」
「実はまりなと公平が遊園地で遊んだところを見てしまって、しかも部活前は体育館倉庫で2人なにかしてたよね?」
「え、玲那ちゃんは颯汰先輩がいるじゃないですか、なんで、玲那ちゃんが山田先輩のことを聞くの?」
「私の親友が公平の彼女なの。それで真実を知りたいと思ってね。」
「真実ですか…」
「公平とまりなはもしかして付き合ってるとか…じゃないよね?」
息が詰まりそうなくらい緊張する。
「私、山田先輩が好き。一目惚れだけど。」
うわぁあああああああ、事実のままが真実じゃん。
自分の中で何もかもが崩れた。
と思った。
「でも、付き合ってない。私、1度ハマったらずっと追い求めちゃうし、すぐ行動に移す性格だから、山田先輩に告白したの、マネになって2、3週間経って。そしたら、断られた。俺、彼女いるし、無理だって言われた。」
告白されて断ったなら、なんで遊園地に一緒に行ったの?そして、体育館倉庫での出来事はどういうこと?
?が消えない。
「じゃ、なんで遊園地に行ったり体育館倉庫で2人でなにしてたの?」
「これ、わたしが話して、玲那ちゃんから山田先輩の彼女さんに言うの?」
「言わないほうがいい?」
「そんなに知りたいの?知ってどうするの?」
「まりなは山田先輩をどうしたいの?」
「どうしたい?」
なんか心理戦みたいの始まってない?
まりなちゃんも結構気強そうな性格…
「正直、彼女さんがいることは告白する前からなんとなく気付いていたよ。でも、自分に振り向いて欲しかった、諦められなかった。だから、告白したし、諦めることができなくて、なんとか口実を作って2人でカフェに行ったり、体操部員と一緒に遊んだこともあった。でも、山田先輩はずっと帰りたがってたけどね。」
「体育館倉庫にはなにをしてた?」
「山田先輩から呼び出された。もう夜遊ぶのやめにしようと、でも、嫌だった。少しでもいいから山田先輩と遊びたかった。だから最後に2人で遊園地に行ってほしいと言って行ったかな。」
「まりな、間違ってたね。」
「え?」
「ほんとに公平のことが好きなら、好きな人の気持ちも考えてあげなきゃいけないんじゃないの?そんな無理矢理遊びたいとかただの自己満じゃん。それに彼女がいるって気づいていたら、諦めようって思わない?時間がかかっても。」
まりなちゃんはなにも話そうとしない。
「もう公平のこと諦めてね。まりなは可愛いんだからすぐに彼氏ができるしまたこの人がいいって思える人が現れるから。」
「山田先輩に迷惑かけてしまったね…その彼女さんにも。」
「そうだよ。」
「それじゃ、私もう部活行っていい?マネだから少しでも早く行かないといけないから。話したいことあればまた別の日にでいい?てか、ママが玲那ちゃんに会いたがってたから家に来てよ!」
「わかった、行くね。」
そう言って、まりなちゃんは去った。わたしは咄嗟に隣の美術室に逃げ込んだ。
わたしは、多目的室Aに入った。
「玲那、ほんとありがとう…」
「私、いろいろ聞きすぎたねw」
「そんなことないよ、でもこれで分かったね、公平は美羽のこと裏切ってない、ただ、まりなから無理矢理誘われて行っただけ。公平、優しい部分あるからね。」
「そうだね。」
「かっこいいくせに優しいし真面目な部分あるし、そりゃモテるわ、公平。そんな方の彼女は大変だね〜w」
「大変です。w」
「これで安心して部活行ってきな!」
「はーい。」
もう公平が目を覚ますの待つのみになった。