好きだよ?
今まであまり時間のない予定ばかりだったけれど、今日は一日時間を割いてくれた。ありがとう。

だから、昼も夜も一緒にご飯を食べれた。バカ幸せだった。

ちなみに映画も最高だった。泣いた。彼女も泣いてた。



帰り道、俺はふと気になったことを聞いてみた。



「あのさ」

「なに?」

「彼氏はいないの?」

「いないけど?」



彼女はめちゃくちゃ可愛かった。俺が隣を歩けるような人じゃなかった。

だからモテるのもよく知っていた。

色んな人と出かけているけれど、もしかしたらその中に大事な人がいるんじゃないかと思った。



「つくらないの?」

「うん、しばらくいらない」



なんか意味深だなあと思ったけど、今日はこのへんでやめておいた。
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