100-3は? ~なにもかも秘密な関係~
まさか、100個の願いのあとの代償が私ってことはないですよねー、なんてことは訊けない。
莫迦か、と切って捨てられそうだ、と思っていたのだが。
まだ、そんな話もしていないのに、あやめが見つめていただけで、基は、
「意味もなく、ずっと見てるな。
不愉快だ」
と言ってくる。
「……すみません」
基はデザートを待たずに、立ち上がり、さっさと出て行こうとした。
すると、季節のフルーツを持ってきた高倉が振り返りながら、基に言う。
「デザート、お部屋にお持ちしますねー」
「いらん」
と素っ気ない声が廊下から聞こえてきたが、高倉は笑っている。
莫迦か、と切って捨てられそうだ、と思っていたのだが。
まだ、そんな話もしていないのに、あやめが見つめていただけで、基は、
「意味もなく、ずっと見てるな。
不愉快だ」
と言ってくる。
「……すみません」
基はデザートを待たずに、立ち上がり、さっさと出て行こうとした。
すると、季節のフルーツを持ってきた高倉が振り返りながら、基に言う。
「デザート、お部屋にお持ちしますねー」
「いらん」
と素っ気ない声が廊下から聞こえてきたが、高倉は笑っている。