100-3は? ~なにもかも秘密な関係~
「なんか、此処も久しぶりなんですよね。
 あー、緑に癒されるー」
と目の前の大きなウンベラータを見つめていると、典子が笑い、

「癒されるのも忘れるくらい大変だったんじゃないの?」
と言う。

 まあ、そうなのもかれしないが。

 専務といると、神経使って、ピリピリもするけど。

 仕事が上手く行って、
『ありがとう』
とか言われると、1000倍嬉しいっていうか。

 専務に脅されて、専務に癒されるというか。

 そんなことを思いながら、久しぶりに会った典子たちの近況を聞いたりして、楽しく昼休みを過ごした。



< 375 / 568 >

この作品をシェア

pagetop