100-3は? ~なにもかも秘密な関係~
「大神」
「なんだ」
「お前、何故、俺とあやめの仲を反対する」
「別にお前だから反対しているわけではない。
だが、なんというか……。
あやめはやめておけ」
「なんでだ」
なにかあやめに危険な秘密でも……?
と基は思っていた。
いや、謎の婚約者の正体があやめだったとわかった今となっては、逆さにして振っても、なんの秘密も出てきそうにはないんだが……。
「なんででもだ。
あやめは俺の可愛い従妹なんだっ。
いっつも、おにいちゃん、おにいちゃんって俺にひっついてきてた。
持久走が嫌で雨を降らせたいというから、雨乞いの踊りを教えてやったら、ジイさんちの庭で素直にやっていた。
そんな無邪気な娘なんだぞ」
「……それ、小学生のときの話か?」
「高校生に決まってるだろ?
俺が気象庁に入ったあとの話だぞ」
「そいつは、莫迦だろう」
「なんだ」
「お前、何故、俺とあやめの仲を反対する」
「別にお前だから反対しているわけではない。
だが、なんというか……。
あやめはやめておけ」
「なんでだ」
なにかあやめに危険な秘密でも……?
と基は思っていた。
いや、謎の婚約者の正体があやめだったとわかった今となっては、逆さにして振っても、なんの秘密も出てきそうにはないんだが……。
「なんででもだ。
あやめは俺の可愛い従妹なんだっ。
いっつも、おにいちゃん、おにいちゃんって俺にひっついてきてた。
持久走が嫌で雨を降らせたいというから、雨乞いの踊りを教えてやったら、ジイさんちの庭で素直にやっていた。
そんな無邪気な娘なんだぞ」
「……それ、小学生のときの話か?」
「高校生に決まってるだろ?
俺が気象庁に入ったあとの話だぞ」
「そいつは、莫迦だろう」