100-3は? ~なにもかも秘密な関係~
もうすぐクリスマス、というか。
会社的には年末だ。
忙しくなって、ちょっと気が荒くなった浜波とともに、あやめたち秘書の女子社員は昼休み、リフレッシュルームに来ていた。
忙しい中にも潤いを、と思ったのだ。
みんなで珈琲を飲んだり、雑誌を読んだりしながら話す。
「浜波さん、肌綺麗ですよねー」
と誰かが言った。
「シミとかってどうやったら消えるんですか?」
脚を組み、特に見てはいないようなのに、雑誌を膝の上で広げている浜波は言う。
「確実にシミが見えなくなる方法があるわ……」
えっ、なんですか?
とみんなが身を乗り出す。