100-3は? ~なにもかも秘密な関係~
 


 不穏なことを言いながら去っていってしまったが、大丈夫だろうか、と思いながら、あやめはベッドに入る。

 今日も気持ちよく寝られそうだ。

 専務。
 おやすみなさい。

 同じ屋敷の中に居る基を思い、あやめは目を閉じた。

 浜波辺りが聞いていたら、
「いやいや。
 同じ家に住んでるのに、なんでそんな屋敷の一番遠い部屋同士に居るのっ」
と言ってくるところなのかもしれないが。

 これはこれで、いつも新鮮な感じがするので、幸せだった。




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