100-3は? ~なにもかも秘密な関係~
次の日、
「ねえ、金曜、専務と出かけるんでしょ。
何処行くのよ」
と浜波がまた鏡を見ながら、訊いてきた。
「特に決めてないみたいなんですが」
とあやめが言うと、横から内藤が、
「……何処に行くのか知らないが。
いいゲーセンがあるぞ。
帰りにでも寄ったらどうだ」
と言ってくる。
……なにか呪いがかかってそうな口調で怖いんだが、と思いながら、あやめは、
「ありがとう」
と苦笑いして言った。