100-3は? ~なにもかも秘密な関係~
そして、あやめを振り向き、
「お前は行くなよ」
と言ってくる。
今更行くわけないじゃないですか。
っていうか、あのときも人数合わせで行っただけだし、と思っていたのだが、基は、
「お前が行ったら、みんな、お前がいいと言うに決まってるじゃないか!」
と主張し始める。
高倉が、
「……最近、こういう馬鹿馬鹿しい会話を聞くと、朝だなあって思うんですよねー」
と基の横で呟いていた。
いや、そんなに毎朝、こんな話してませんよ、とあやめは俯き、赤くなる。
だが、そういえば、内藤が同期会は、今週の金曜にしようかと言っていた気がする。
「金曜コンパなら、同期会また駄目ですね~」
とあやめが笑うと、
「同期会になど行かなくていい」
と基がまた無茶を言い出した。
とんだ嫉妬深い夫になりそうだ、と思いながら、あやめは、
「……専務~」
と眉をひそめたのだが、ふと思いつく。
「そうだ、専務も来ればいいじゃないですか」
「なにっ?」
「お前は行くなよ」
と言ってくる。
今更行くわけないじゃないですか。
っていうか、あのときも人数合わせで行っただけだし、と思っていたのだが、基は、
「お前が行ったら、みんな、お前がいいと言うに決まってるじゃないか!」
と主張し始める。
高倉が、
「……最近、こういう馬鹿馬鹿しい会話を聞くと、朝だなあって思うんですよねー」
と基の横で呟いていた。
いや、そんなに毎朝、こんな話してませんよ、とあやめは俯き、赤くなる。
だが、そういえば、内藤が同期会は、今週の金曜にしようかと言っていた気がする。
「金曜コンパなら、同期会また駄目ですね~」
とあやめが笑うと、
「同期会になど行かなくていい」
と基がまた無茶を言い出した。
とんだ嫉妬深い夫になりそうだ、と思いながら、あやめは、
「……専務~」
と眉をひそめたのだが、ふと思いつく。
「そうだ、専務も来ればいいじゃないですか」
「なにっ?」