記憶の中の溺愛彼氏
話を聞いて、受付嬢と女性秘書の二人のことが気になってしまった。
しかも、私との婚約話も聞いてないのに別れたことになってるし…。
付き合ってたのは記憶を無くす前なのだから、関係を白紙にするのはしょうがないと思う。付き合ってるからと、どんどん深い関係に進められても困ることだし…
それに翔君には、今の私ではダメだ。
私は翔君を振った時の、あの頃のままだから…
結婚を考えていた、翔君と付き合ってた、以前の自分じゃないし…
複雑な気分だ。
はあっと、溜息が漏れた時、スマホのメッセージが鳴った。
内容を確認すると翔君だった。
(仕事はどう?)
(今日は早く帰れるから家までいくよ)
メッセージを見て、OKと文字の入ったスタンプを返す。
私も時計を見て帰り支度を始めた。
会社に入ったばかりの頃は、なかなか時間が取れなかったけど、最近は仕事のある生活にも慣れて少し余裕が出てきた。
翔君にはこうして時々、就業時間後に時間を作ってもらってる。
会社での不安はないか、事故後の後遺症の有無など、メンタル面での相談も兼ねている。
しかも、私との婚約話も聞いてないのに別れたことになってるし…。
付き合ってたのは記憶を無くす前なのだから、関係を白紙にするのはしょうがないと思う。付き合ってるからと、どんどん深い関係に進められても困ることだし…
それに翔君には、今の私ではダメだ。
私は翔君を振った時の、あの頃のままだから…
結婚を考えていた、翔君と付き合ってた、以前の自分じゃないし…
複雑な気分だ。
はあっと、溜息が漏れた時、スマホのメッセージが鳴った。
内容を確認すると翔君だった。
(仕事はどう?)
(今日は早く帰れるから家までいくよ)
メッセージを見て、OKと文字の入ったスタンプを返す。
私も時計を見て帰り支度を始めた。
会社に入ったばかりの頃は、なかなか時間が取れなかったけど、最近は仕事のある生活にも慣れて少し余裕が出てきた。
翔君にはこうして時々、就業時間後に時間を作ってもらってる。
会社での不安はないか、事故後の後遺症の有無など、メンタル面での相談も兼ねている。