記憶の中の溺愛彼氏
美亜と樹を伴って、パーティー会場へと向かった。綺麗なドレスを着た女性や、艶やかな着物スタイルの女性、彼女らをエスコートする男性達。

会場の一角には、シェフが調理するスペースもあり、その隣には好みのカクテルを作るバーテンダーがいるコーナーもあった。

有名人も招待されているらしく、見たことのある顔が何人もいた。

「けっこう、盛大なパーティーなのね」
「俺、さっき芸能人みた!」

美亜と樹がキョロキョロして、あちこち物色している。
「見て、あのスイーツっ!美味しそう!!」
「それより、こっちのシェフコーナー!あのA5ランクの牛肉はやばい!」
「こっちのカクテルグラスのオードブルって、綺麗〜!食べるの勿体無いね」

食べ物目的でパーティーに来たけど、本当に美味しそうで、目移りしそうだった。

私達が食べていると、司会の方が今日の流れとして、スケジュールを会場の皆にアナウンスしていた。
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