酔った彼女が可愛すぎるせい。

真っ赤に濡れた唇が
お酒のせいか、それとも俺のせいか、
とろんとした目元が
俺を見つめて「好き」って言うから
こんなとこで止めれねぇよな。

まあ、止めるつもりなんてさらさら無いけど。


ゆきの頭を両手で包み込んで
深く、深くまでキスをする。


「んぅ、や、あ、唇溶けちゃう。」
とか、あんた、俺のこと殺す気なんですか。
あー、もう!シャワーは諦めてベットで啼かせる!



そう決めた俺がゆきを抱えて寝室の方へ歩こうとすると

「んん、先にシャワー浴びるー」

なんてジタバタし始めたゆき。


変なとこ頑固だから
多分これはシャワー浴びるまで抵抗されるやつ。


しょうがないから
はいはい、ってブラのホックを外して
下も脱がせて。
俺に抱きついたままシャワーを浴びたゆきは
風呂から上がった後も
「のどかわいた。」なんてわがままなお姫様。
仰せのままに。なんて、冷蔵庫から水を取って戻ると


当のお姫様は、



上気した肌でベットに寝ていた。

ちょっと目を離した隙に
タオル巻いたまま、爆睡。


はぁ、って俺は自分のズボンを見つめる。
やる気満々だったコイツはどうするんだよ。
萎えねぇし。
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