rikulu bulls
「…ひっ!?」
此奴…!!速い!!
ダンッ
俺はその場からすぐ離れて影から出た。
幾ら何でも速すぎだろ!!
追い付けない…!
あの時は彼奴本気じゃなかったのか!?
どうしよう…勝ち目はない!!
「初めまして。私は朱雀と申します。
後ろの彼は白虎です。
貴女は紺珠鈴薙さんですね?」
朱雀と言った紅い髪を伸ばした男は言った。
後ろの白虎は白髪で髪が短い。
…かなりマズイな。
まさか四神が存在したなんて。
更に難易度が上がった。
くそ、此処は退散するしか…!?
ぐい、と俺は朱雀に捕まった。
俺はその手を払おうとしたが無駄だった。
そして朱雀は俺の右目に触れた。
その瞬間バチっと雷の様な音がして
俺は朱雀から飛び退いた。
「…まだ開眼していないのですね。
では今開眼させてあげます。さあ、こちらに。」
朱雀は手を伸ばして来た。
俺は右目を抑えながら後ろに引いた。
しかし朱雀の方が早く再び捕まった。
「ッ!!」
俺は思いっきり抵抗したが朱雀の手は動かない。
ああ、またあんな日々に戻るのか
と少し諦めかけたその時。
ガッシャーン!!!
階段の窓ガラスが割れた。
朱雀も白虎も長髪男もそちらに気を引かれた。
朱雀は俺から飛び退いていた。
「…バスケットボール?」
俺の隣にはバスケットボールが転がっていた。
「…大丈夫?」
「弧奇墨!?」
目の前に現れたのは弧奇墨だった。
でも此奴阿伎留先生と天病を連れてったはずじゃ?
な、なんで此処に…。
て、いうか威力半端ねぇ。
おもいっきり壁壊れてるんだが。
もう、粉々だよ粉々。
「なんで居るんだ弧奇墨…。」
「先生預けて直で来た。」
「バカかお前は。」
本当に馬鹿なんじゃないか此奴は。
たしかに威力はあるがこれコントロールの問題だろ。
…じゃなくて!!
此奴は何故戻って来た!?
阿伎留先生から話を聞いたんじゃないのか!?
危ないって分かっててくるやつがあるか!
…なんかもう突っ込めねぇ。
「弧奇墨、此処は逃げた方が『ビュン!!』
言ってるそばから…。」
弧奇墨がもう一度朱雀にボールを投げる。
再び凄い威力で壁にぶち当たる。
「お前、コントロール…。」
「しょうがない。」
「…『ライクルブルズーノーボォ』始め。」
「無理だぜ紺珠鈴薙。朱雀が抑えつけてるからな。」
「何を言っているのかさっぱり。」
あえて首を横に降る。
煽って倒すのが俺の特権だから。
つい癖でやるんだよな。
…バチッ。
「…は?」
俺のライクルブルズは動かなかった。
「だから言っただろ?無駄だと。」
白虎が俺に向かって言った。
此奴…!!速い!!
ダンッ
俺はその場からすぐ離れて影から出た。
幾ら何でも速すぎだろ!!
追い付けない…!
あの時は彼奴本気じゃなかったのか!?
どうしよう…勝ち目はない!!
「初めまして。私は朱雀と申します。
後ろの彼は白虎です。
貴女は紺珠鈴薙さんですね?」
朱雀と言った紅い髪を伸ばした男は言った。
後ろの白虎は白髪で髪が短い。
…かなりマズイな。
まさか四神が存在したなんて。
更に難易度が上がった。
くそ、此処は退散するしか…!?
ぐい、と俺は朱雀に捕まった。
俺はその手を払おうとしたが無駄だった。
そして朱雀は俺の右目に触れた。
その瞬間バチっと雷の様な音がして
俺は朱雀から飛び退いた。
「…まだ開眼していないのですね。
では今開眼させてあげます。さあ、こちらに。」
朱雀は手を伸ばして来た。
俺は右目を抑えながら後ろに引いた。
しかし朱雀の方が早く再び捕まった。
「ッ!!」
俺は思いっきり抵抗したが朱雀の手は動かない。
ああ、またあんな日々に戻るのか
と少し諦めかけたその時。
ガッシャーン!!!
階段の窓ガラスが割れた。
朱雀も白虎も長髪男もそちらに気を引かれた。
朱雀は俺から飛び退いていた。
「…バスケットボール?」
俺の隣にはバスケットボールが転がっていた。
「…大丈夫?」
「弧奇墨!?」
目の前に現れたのは弧奇墨だった。
でも此奴阿伎留先生と天病を連れてったはずじゃ?
な、なんで此処に…。
て、いうか威力半端ねぇ。
おもいっきり壁壊れてるんだが。
もう、粉々だよ粉々。
「なんで居るんだ弧奇墨…。」
「先生預けて直で来た。」
「バカかお前は。」
本当に馬鹿なんじゃないか此奴は。
たしかに威力はあるがこれコントロールの問題だろ。
…じゃなくて!!
此奴は何故戻って来た!?
阿伎留先生から話を聞いたんじゃないのか!?
危ないって分かっててくるやつがあるか!
…なんかもう突っ込めねぇ。
「弧奇墨、此処は逃げた方が『ビュン!!』
言ってるそばから…。」
弧奇墨がもう一度朱雀にボールを投げる。
再び凄い威力で壁にぶち当たる。
「お前、コントロール…。」
「しょうがない。」
「…『ライクルブルズーノーボォ』始め。」
「無理だぜ紺珠鈴薙。朱雀が抑えつけてるからな。」
「何を言っているのかさっぱり。」
あえて首を横に降る。
煽って倒すのが俺の特権だから。
つい癖でやるんだよな。
…バチッ。
「…は?」
俺のライクルブルズは動かなかった。
「だから言っただろ?無駄だと。」
白虎が俺に向かって言った。