女心と秋の空と秋刀魚
店番 <風波>
俺は魚屋の息子。
いつも海の親父さんの船、風海丸で釣った魚を売っている。
うちの店は新鮮さが売りだから、海が釣れた魚をうちに持ってくるまで、魚は売れない。
「おっせー。。。」
電話が繋かってくる。
「風波ー、今、港に船戻ったって!!台車持って海ちゃん迎えにいって!!」
「んー。行ってくる。」
橋を越え、港につくと俺の好きなやつの顔があった。