シャッターを押したら君と恋に落ちる。〜カスミソウの花言葉〜

君への恋

〜遥斗side〜


あの時に出会った、指原聖奈先輩に俺は一目惚れをした。
次の日になるのが楽しみで俺は眠れなかった。
そして彼女に告白をして見事にふられた。
だけどそれには理由があるらしい。

「聖奈先輩ったやっぱり人が苦手なんだって」

「え、そうなの?」

「うん」

だから俺の告白を断ったんだ………。
でも俺のことをいっぱい知ってほしいから友達関係にしたんだよな。

「聖奈先輩って成績優秀で運動神経抜群でしょ?すごい完璧な人だよね!」

「羨ましいなー」

一年でもどこの学年でも皆の話は指原先輩で持ちきりだった。
それほど人気なんだな。
男女問わず………。
それにあの美貌はヤバい………。
可愛過ぎて死にそう。

「先輩!」

だから俺は毎日毎日。大好きな先輩に会いに行った。
誰かにとられないように。

「またきたの?」

というけど追い払わないでいてくれる。
そして放課後は決まって裏庭で写真を撮っている。
そんな姿も可愛い。
俺って本当に先輩のことが好きなんだな。

「私ね体育祭実行委員になったんだ。じゃんけんに負けちゃって………」

ってしょんぼりして言う先輩も最高に可愛い!



< 26 / 68 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop