シャッターを押したら君と恋に落ちる。〜カスミソウの花言葉〜
お互いにお気に入りの服を着ていたんだ。
なんか嬉しいな!

「行こ、先輩!」

「うん!」

私たちは走って電車に向かった。
君と並んで歩いていることがこんなにも幸せで。

「これきれいじゃない?写真とってもいいかな?」

「いいんじゃない!本当にきれいだね!」

「でしょ!」

私たちは徐々に敬語がとれていった。
そして水族館に着いた。

「わぁぁあぁぁ!」

私はきれいな魚たちを見て写真を撮ったりした。

「すごいね!こんなにもきれいだったんだね!」

水族館には一回だけ、家族だったころにきたことがある。
でも楽しむ雰囲気ではなかった。
だからあまりいい思い出ではなかった。
だけど今日は違う。
だって………大好きな人と一緒なんだもん!

「楽しいね!」

私はいっぱい笑った。
飯島君もたくさん笑っていた。

「もうこんな時間か………」

気がつけば7時になろうとしていた。
私の門限は7時半。
だからもう帰らなくてはいけない。

「今日は楽しかった!ありがとう!」

私と飯島君は家の方に向かっている。
飯島君が送るって言ってくれたから甘えたんだ。
今日でいっぱい飯島君のことを知れた気がするな!

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