シャッターを押したら君と恋に落ちる。〜カスミソウの花言葉〜
「もしもし?」

「すみません忙しいところ………。こちら◯×写真館の指原と申します。今からそちらに伺っても大丈夫ですか?」

【あ、はい!もちろん!お願いしますね!】

「ありがとうございます。では」

私は電話を切ってまた走ってパン屋さんに向かった。
パン屋さんは本当に写真館から近かった。
写真館を出て真っ直ぐ行き、信号を渡って右に曲がる。
そしてそれを真っ直ぐ行くとつくんだ。

「こんにちは」

私はパン屋さんにつくと扉を開けた。
そして挨拶をした。
挨拶は大切だもんね。

「いらっしゃい!本日はありがとうございます!今日はよろしくね」

「はい、こちらこそお忙しい中、すみません。よろしくお願いします」

私は笑って挨拶した。
よかった、女の人で………。
女の人でもちょっと話すのが怖い。
だから男の人の方がもっと怖いんだろうな。
パン屋さんにはさっきの出迎えてくれた女の人とあともう二人女の人がいて、男の人が二人の合計五人でやってるんだって。

「指原さん、こっちの方を撮ってもらえる?」

「はい、わかりました!」

私は指示された通りに厨房の方に行って写真を撮った。

「指原さん、写真撮るの本当に上手だね!」
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