おれでいいのか。
しかし、いいことだけではなかった。
嫌なことが二つある。
一つ目は、背が低いこと。背の順が……前から……3番目……。
そして二つ目は、何も知らない人に私と怜星が付き合ってるって言うことになってるってこと。
誰が言い出したのかは分からないけど、とりあえずしばきたい。
「ねぇ」
誰だろう。
大人しそうな女の子。
「もしかして……怜星くんの、彼女?」
ん?
「違いますけど」
「なら良かった。私は怜星くんの彼女第一候補ですので。」
は?
怜星は、そんなにかっこいい訳でもない。でも、ダサい訳でもない。運動神経もいいし。
でも、モテてるとは思わなかったな。
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