つきとねこ
今日もいつものように
小次郎の横で毛布を被って寝転ぶ

心配で寝付きにくかったが
目を閉じているうちにウトウトして浅い眠りに入った

夜中

ふと、目を覚ましたら小次郎の様子がおかしかった

痙攣している

「小次郎!」

私は部屋を出てお父さんとお母さんを呼ぶ

お母さんは小次郎の様子を見て
嗚咽をもらして、部屋から出てしまった

お父さんはなにも言わずにただ、目をつむっていた
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