危険なキミの溺愛
「俺、そんなリラックスしたことないかもな…。夜もあんまり眠れないし」



「眠れないの?」



「まあ、ここに来てひとりになってからは少しマシだったけどな…」


そうなんだ…それなら尚更だよ。


ベッドで寝た方がいいよね。


ベッドから起き上がり、出ていこうとする湊を引き止める。



「昨日は?眠れなかった?」



「まぁ…夜中に何度か目が覚めた。ちょうど見たい映画もあったしついでに見た」



「そっかぁ…今日は私も起きてようかな」


なにを言っても、きっとベッドでは寝てくれなそう。



「そんなこと言って、ソファで寝るんだろ」



「大丈夫。今日は徹夜する~」



疑わしそうな目を向けて、そのままリビングへ行くから私も着いて歩く。


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