危険なキミの溺愛
「なんかかわいい」



「ふふっ。湊様が喜びそうなことを見つけたら、今度試してみて下さい」



その時、お風呂場から出る音が聞こえた。



「この話は湊様にはナイショです」



「はいっ」



ふふっ、湊ってそうなんだ…。



「それでは、私は先に失礼します。お休みなさいませ…」



湊の姿を見るや否や、シンは部屋に入って行った。



使っていない部屋があって、そこに寝袋を敷いて寝るみたい。



湊はちゃんと髪を乾かして出てきた。



服だってパジャマの上下で、きちんと感がある。



以前の湊は真面目で一生懸命だったって、シンが言ってた。


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