危険なキミの溺愛
湊がイチャイチャする?なんて言うからだよ…。



なんだかおうちデートみたいで、恥ずかしい。



私たち付き合ってもないのに…。




将来結婚はするかもしれないけど…。




変なの…。



もし私が湊を好きになって…だけど湊は他の女の子ばかり相手していて…。



それって辛いなぁ…。



「眠くなった?よっかかっていーよ」



映画に集中していたはずなのに、湊が優しく微笑む。



こういうときの湊は、本当にずるい。



彼氏みたい…。



違うのに。



「大丈夫…それより湊は?眠たくなった?」



「逆に目が冴えてる。もう一本見ようかな」



そうなんだ…。



時計を見ると、2時。



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