危険なキミの溺愛
「まぁ、いんじゃね?本当にこのまま結婚するかもしれないし」



開き直るところを見たら、もうどうしようもなく悲しくなってきた。



湊にとっては大したことがなくても、私には重大。



「湊のばかぁ…」



その場に崩れると、湊も焦って目線の位置までおりてきた。



「こんなの、嫌だよな。絆創膏持ってきたから貼らせて」



「やだっ、もう触らないで!!」



完全拒否の態度を示すと、かなりオロオロしているのがわかった。



「わ、悪かった…どうしたら許してくれる?」



「知らない!」



ソファで寝た自分を呪う。



湊は運んで、自分のベッドで寝ただけなの。



よく女の子を連れ込んでるだろうし、いつもの手順で…。








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