危険なキミの溺愛
「う、うん。実はそうなの」 



ここは合わせておくしかないよね?



「花も一度はOKしたんだってね。二股かけられてたことにショック受けるのもわかるけど…」


ええっ?



「ちょ、ちょっと?」



「花に振られて…気づいたんだって。本当に好きなのは誰なのか。中川くんのこと、軽薄だと思ってたけど…違うんだね」



う、ううん。



間違いなく軽薄なの。



寝ぼけて首に吸い付いて、キスマークをつけるなんて…考えただけで…。



あ、ダメ。



わけがわからないほど、ドキドキしてきた。



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