危険なキミの溺愛
「そ、そんなこと言ってなかったよ?」



「それはそうだよ。普段の花は中川くんと話そうともしないし、諦められないとは言えなかったんじゃないかなぁ」



湊は一体なにを考えてるの?





「困るよ…すっごく困る」



心が落ち着かない。



これ以上攻められたら…私、どうなっちゃうの?



体育は平均台や跳び箱で、背の順に並んで次々とこなしていくはずが…。



色んなことを考えていたからか…。



平均台から足を滑らせて…落ちてしまった。



「大丈夫!?」



周りにたくさんの人が集まってくる。



「ありがとう、大丈夫…」



立ち上がろうとしたら、足首がズキっと痛んだ。



やば…結構痛い…。




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