危険なキミの溺愛
目をパチパチさせながら湊をジッと見つめる。


「シン…今日戻ってくるかな。もし戻らなかったら話せなくて残念だな」



…え、なんのこと?



シン?



ええっ?



なにか勘違いしてない!?



そのまま部屋に戻ろうとした湊を引き留める。



「私、シンのこと別に好きじゃないよ?どういうこと?」



「隠さなくていーから。なんでもできて、頼りになるし大人だし」



「えええっ!好きじゃないってば」



「みんな最初はそう言うんだよな。だけどさ…ま、いーや」



諦めたようにため息をつくと、湊は部屋に閉じこもってしまった。



ど、ど、ど、どーいうこと!?



しかも、みんな最初はって。



私を他の誰かと一緒にしてる?



どういうこと?


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