危険なキミの溺愛
私も、少し気持ちを切り替えなきゃ。



湊のことが好きってどういうこと?



つい最近会ったばかりだよ?



もっとよく考えて…。



慎重に慎重に…。



マンション近くのコンビニに足を運ぶ。



雑誌コーナーでしばらく立ち読みをしていると、高校生らしき男の子ふたりが両脇に立って、私を挟んで会話を始めた。



うちの学校の制服じゃないよね…。



右側の男の子の顔をチラリと見ると、目が合った。



「なぁ、これからどうする?暇だよな」



にっこりと微笑まれ、戸惑う。



…え?私に言ってる?



ううん、そんなわけない。



「お前んちはー?」



左にいる男の子が答えている。



あ、やっぱり。



両脇のふたりで話してるよね。



私、邪魔かな。



特に買う物もないし、お店を出ようかな。



雑誌を元の場所に戻してコンビニを出た。





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