危険なキミの溺愛
はぁ…。



まだ家に戻りたくない。



湊はなんだか素っ気ないし、なんとなく気まずい。



トントン。



不意に肩を叩かれビクッとする。



もしかして湊?



振り向くと、全くの別人が後ろに立っていた。



「暇なら俺らと一緒に遊ばない?」



…え?



さっき…コンビニにいた男の子…。



つけてきたのかな。



なんだか、ちょっと怖い…。



会釈して逃げようとすると、今度は肩を掴まれた。



「ちょっとぐらい相手してくれてもよくね?暇そうじゃん」



「ひっ…暇じゃありません…」



本当は結構暇だけど…ってそんなこと言ったら相手の思うツボ。



手を振り払おうとするけど力が強くて無理!



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