危険なキミの溺愛
友達だとしたら、こんな言い方ひどい。



湊のことをこんな風に言って、楽しんでるなんて…。



「湊のこと、そんな風に言わないで」



思わず言ってしまった。



「…は?なんだって?」



眉間に皺を寄せ睨まれる。



こっ…怖い!



「あー、なるほどな。湊の新しい女?あいつがまだ帰ってないからコンビニで待ってた?」



「そ、そんなんじゃないです…」



「じゃあなんだよ」



凄まれて目が泳ぐ。



フィアンセです、なんて言っても信じないよね?


っていうか言ったところで…って感じ。



「それは…」



「湊に電話してみよーぜー。もういらねーからって、俺にくれるかも。あいつ女に容赦ねーし」



や、やだ。



本当に言いそうだよ!?








< 175 / 263 >

この作品をシェア

pagetop