危険なキミの溺愛
もっと違う反応なのかって期待していた?



俺も好きだよ…って言われたい?



ガッカリしていると、ふわっと肩に腕がまわっていつの間にか湊の腕の中にいた。



えっ…。



目の前で湊に見つめられて…緊張で、もう心臓が止まりそう。



「さっき…断られても来るつもりだった」



え…と、それは男の子たちに絡まれたときのこと?



顔が近いし、恥ずかし過ぎてなにも言えない…。



「なに他の男に捕獲されてるんだよ…嫉妬でどうにかなると思った」



し…嫉妬!?



湊が…私に?



「俺の心をかき乱すの、花ぐらいだから。それに、シンのことが好きだと思ったけど…違ってホッとした」



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