危険なキミの溺愛
やめないって言っていたけど、湊は軽く私をハグした後すぐに解放してくれた。



そしてなにもなかったかのように家にあがる。



湊のこの切り替えにまだついていけない。



私はまだこんなにドキドキしてるのに…湊はいつも通りに見える。



場数の違い?



私もいつか慣れるのかな…。



「着替えてくる」



そう言い残して湊は自分の部屋に入った。



私も自分の部屋で制服を脱いで、着心地のいいワンピースに着替えた。



リビングに行くと、湊がソファにもたれて私を待っていた。



「ここ座って」



隣に座ると、手を握られた。



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