危険なキミの溺愛
「明日から出張でしばらく留守にします」



「おしっ」



湊が気合を入れているけど、私はちょっと冷や冷や。



本当に湊とふたりっきりになるの!?



またさっきみたいな状態が続いたら?



私…湊の甘さに耐えられるかな。



「私がいない間、ご不便をおかけすることになるかと思いますが…」



「行け。全く!なんの心配もするなよ」



全力で送り出す気満まんの湊。



「今までもおふたりで生活なさっていたので問題はないかと思いますが…」



シンはチラリと湊から私へと視線を移す。



「もし湊様の行動がエスカレートするようであれば、ご一報下さい」



え…と、それは…。



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