危険なキミの溺愛
ピンポーン、ピンポーン、ピンポン、ピンポン!!



今度は連続で。



さすがに湊もこれは我慢できなかったみたいで、急いでインターホンへ。



「誰だよ…鳴らす家、間違えてるんじゃね?」



ため息をつきながらボヤいている。



その間もチャイムは鳴り止まない。



「はい」



観念したのか湊がやっと応答ボタンを押した。



「そこに星野花、いる?」



え?



誰っ!?



声の主に心当たりもないし、突然のことに怖くなる。



「いない」



湊はそうあっさり答えると、応答ボタンを切った。



「知り合い?」



「知らない人だよ!誰なのかさっぱり…」






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