危険なキミの溺愛
「…わかった。寝室はあっち。飯食って風呂入ったらさっさと寝ろよな」



湊は自分の部屋を指している。



ベッドを貸してくれるつもりなんだ…やっぱり湊って優しい。



3人で簡単に夕食をとって、順番にお風呂に入る。



最後は私で、思ったより長風呂してしまった。



んー…のぼせたかも…。



ふらつきながらリビングへ行き、冷蔵庫から冷たいお茶を出して飲む。



「ふー…」



「大丈夫?顔、真っ赤だけど」



振り向くと、後ろに湊が立っていた。



「うん…ちょっとのぼせちゃった」



「宙はもう寝た。花も横になる?」



「あ…うん…えっ?」



頷くと同時に、湊に抱えあげられた。



「運んであげる」


< 222 / 263 >

この作品をシェア

pagetop