危険なキミの溺愛
意外な一面
朝…目が覚めると、リビングから話し声が聞こえてくる。



それは湊と…宙の声。



「でさ、これがこう」



「へー、うまいな。さすが」



「へへっ。大したことないけどな」



ガチャッ。



部屋のドアを開けてリビングへ入ると、湊と宙がソファに座って楽しそうにお互いのスマホを見ていた。



「おはよう。なにしてるの?」



「おはよ。ゲームしてる」



「あっ、よそ見したらダメだって。ここミスったら最後」



「ははっ、わかってるよ」



こちらを見るでもなくふたりで談笑している。



ゲームをきっかけに一気に仲良くなったんだ?



見ている限り、湊が宙に合わせてくれてるよね。



なんだかんだでやっぱり湊は優しい…。


< 225 / 263 >

この作品をシェア

pagetop