危険なキミの溺愛
家を出るまであと1時間半。



冷蔵庫を開けて朝ごはんをどうしようかと考えていると…。



「ちょっと着替えてくる」



こっちを見て笑うと、湊は自分の部屋に入って行った。



宙の相手をしていたから制服に着替える時間がなかった?



まだ夢中になってゲームを続ける宙に声をかける。



「そんなに面白いんだ?楽しむのもいいけど、あんまり湊に無理言わないでね」



「無理言ってないし。湊さんの方から教えて欲しいって。ほらこれ」



そう言って見せられたのは、最近巷で人気の音ゲー。



「あぁ…これ」



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