危険なキミの溺愛
「何か交換条件があるとか…」



「そんなのないし。俺も信用されてないな」



「ごめん、そうだよね…ありがとう」



私もなに勘ぐってるんだろう。



湊の優しさだよ。



元はと言えば、私だって湊の部屋に転がり込んだようなもの。



この際一人増えてもふたりでも、って感じなのかも。



それから湊とは別行動で、私は宙と家に帰った。



家に帰ってから、宙はリビングでずっとゲームをしている。



私は勉強する気にもなれなくて、部屋でベッドに転がっていた。



だんだん眠たくなって…気づいた時には、窓の外はすっかり暗くなっていた。















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