危険なキミの溺愛
「昨日は疲れてたから…」


「そう言って今日もソファで寝るなよ?今度は運ばないから」


「わかってる…あれ、運んだってことは…きゃああっごめんなさい。重たかったよね?」


パニクってると冷ややかな目を向けられる。



「今さらかよ…」



いや、そうなんだけど。



今朝は湊の部屋で寝てしまったことに驚いて、そこまで気がまわらなかったの。


「ごめーん…」



「俺もごめんな?尻触ったけど」



「…………」



今、なんて…。



「抱き抱えるのに仕方なく。引きずった方がよかった?」



「うっ…ううん…」



仕方がないなら、咎めても…ね。



「やっぱりすぐ信じるんだ?」



「…え?」






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