危険なキミの溺愛
盗聴器で声が拾えないように、耳元で囁くように話すから余計にドキドキする。



「本当にしないって言ったから大丈夫かなって…」



「俺の気が変わったら?」



それは…考えてなかった…。



けど、昨日もソファからベッドに運んでくれたりして優しい一面があるのは知っていたし…。



不意打ちでキスをしたりはしないかなって頭のどこかで感じていたのかも。



「湊は…そういうことしないはず」



「するかもよ」



「しないよ…」



わからないけど、多分…。


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