猫とレモンティーと私
だからこのカフェに来て、リスボンとフランカとたくさん遊ぶ。ふわふわの猫に触れるられて幸せ……!

私がリスボンたちと遊んでいる間、凛太郎さんは私のご飯を作ってくれている。凛太郎さんが調理をする音が響き、おいしそうな匂いが漂ってくる。とても心地いい。

「お待たせしました。特製の朝ご飯です」

私の目の前に、苺ジャムが塗られたトーストと新鮮な野菜のサラダ、そして温かいコンソメスープが置かれた。

「わあ〜、おいしそう!いただきます!!」

リスボンとフランカを床に下ろし、私は朝ご飯を食べ始める。おいしい!幸せが私の中にまた生まれる。

「ここのカフェのご飯、とってもおいしくて最近体重が増えちゃったんですよ〜」

私がそう言うと、「なら、低カロリーのメニューを考えてみます」と凛太郎さんは微笑む。やった、と私は心の中で喜んだ。

朝ご飯を食べながら、凛太郎さんと何気ない話を楽しむ。このカフェに通うようになってから行動がゆったりになった。前までは慌てん坊だったから、嬉しい変化だ。
< 3 / 9 >

この作品をシェア

pagetop