桜の咲く頃……… 君を想う
……………………………………………………………

…………………………………………………………。

??

いくら待っても、返事がこない事を不安に思い頭をあげると。

ポロポロ溢れる涙が邪魔して

声を出せずに頷いている彼女。

その涙と表情で………『オッケー』だと伝わっているのに。

長年待った、答えが聞きたくて

あえてもう一度………「嫌?」と聞いてみる。

彼女の答えは………………。

やはり直ぐには涙は止まらず。

首を縦に振って、頷くばかりだ。

たぶんそれが、精一杯なんだろう。

「分かった。
それじゃあ桜…………キスして良い?」

そう質問すると、びっくりして涙が引っ込むことを

それなりの年数を生きていれば、知っている。

俺の作戦通り

いきなりの展開に、びっくりして…………止まった。

止まったっていうか………………

固まって動けなくなったみたいだけど。

可愛いなぁ~
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