笑顔の行方
「果歩、エサを運ぶの手伝って。
寧々、午前中二人で街まで取りに行くから留守番頼む。」
「将樹~
『車椅子でお散歩しましょう』だって。
デートしよう!」
昨日までが嘘のように、パートナーごとで働いている。
「みんな、私が一人だったから気を使ってたみたい。
彰人君が来て一緒に手伝ってくれるから、彼氏彼女で動いてるね。」
……………みんながいる間は、スキンシップを控えようと思ったが。
二組のカップルに当てられて、こっちが照れる程だ。
「だったら俺達も遠慮なく…………」
寧々の手を引く前に
「トメさん、オセロしましょう。
今日こそ負けないんだからぁ~」と
俺のパートナーは、92歳のトメさんとコンビを組んでしまった。
…………………………寧々らしいな。
真面目な寧々とのデートは
やっぱりもう少しおあずけみたいだ。
寧々、午前中二人で街まで取りに行くから留守番頼む。」
「将樹~
『車椅子でお散歩しましょう』だって。
デートしよう!」
昨日までが嘘のように、パートナーごとで働いている。
「みんな、私が一人だったから気を使ってたみたい。
彰人君が来て一緒に手伝ってくれるから、彼氏彼女で動いてるね。」
……………みんながいる間は、スキンシップを控えようと思ったが。
二組のカップルに当てられて、こっちが照れる程だ。
「だったら俺達も遠慮なく…………」
寧々の手を引く前に
「トメさん、オセロしましょう。
今日こそ負けないんだからぁ~」と
俺のパートナーは、92歳のトメさんとコンビを組んでしまった。
…………………………寧々らしいな。
真面目な寧々とのデートは
やっぱりもう少しおあずけみたいだ。