笑顔の行方
「「「「「「お疲れ様!!!!」」」」」」

「果歩、将樹。
寧々と彰人さん。
ありがとうございました。
親父達も、助かったって喜んでた。」

「こっちこそ、無理を頼んだのに。
快く引き受けてもらって。
ウチの会社も、参考にさせていただきます。」

「ホント、良い勉強になったよ。
ありがとう。
夏休みが終わったら、また夢に向かって頑張ろうね。」

「果歩はどうするの?
もう少しこっち??」

「そう、孝輔と一緒に手伝ってから帰る。
将樹は杏菜と帰るんでしょ?
寧々は彰人さんと?」

「あぁ。
来週からバイトだから、このまま直ぐ帰る。」

「家庭教師の?
杏菜の弟でしょう?」

「そう、だからサボれないの。
ホントはゆっくりしたいんだけど、お父さんの印象悪くしたくないっていうから。」

「将来を考えてでしょう?
ごちそうさま。」

どうやら将樹は、杏菜ちゃんとの将来を真剣に考えてるみたいだ。

逢うまでは、勝手に勘ぐってヤキモチ妬いたけど。

気にする必要なかったな。

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