笑顔の行方
………………………………。

寒さから、翌日熱を出し

4日寝込んだ寧々。

看病の成果、五日目には学校に登校出来るようになった。

流石に、丸四日寝ていたせいか

五日目の朝は起きにくく。

何度か起こしにいかなければならなかった。

まぁ、まだ体調が戻ってないしな!

そうして六日目。

「寧々。
寧々ちゃん。
寧~々、起きろ。
寧々!!」と、冒頭のくだりになった。

そうして思い出したおねだりの目覚まし。

…………………最低3つは、いるらしい。

2つ壊れて今は1つ。

俺の目覚ましがあるかと聞かれて

昔使っていたのを2つ貸してやれば…………

俺の音は小さいらしく

同じ3つでも、起きれなかったと言い訳する。

因みに、2つ壊れた原因は…………

煩さに耐えかねたおばさんが、投げて壊したとか…………。

凄まじい親子。

寧々いわく。

『たぶんママが、彰人君の家に預けたのは。
起こすストレスから、解放されたかったからだよ!』と…………。

おばさんの真意は、分からないが。

取りあえず明日の休日は

ショッピングデートをして、目覚ましを後5つ買う事にした。

そうしないと、俺は毎日遅刻することになる。

……………………………はぁっ~。

まさか、こんな悩みを抱える同棲生活になるとは……………。

プッ!!

自分で自分に笑ってしまう。

あれほど、色っぽい悩みを抱えてると思ったのに…………。

蓋を開ければ、この始末。

まぁ、俺ららしくて良いけどね!

残り2週間。

朝の格闘で終えそうだ!!
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