極道の義娘は失声症
玲華さんとの喧嘩が終わり泣き疲れて私が寝た後の話
ー
仁
ー
泣き疲れて眠る湊の顔は子供っぽくて何か可愛いがとても似合う
いつもは大人びていて声が掛けられなかった
だから
玲華との仲も前より良くなった
前は堅苦しくて嫌だったが今は素で柔らかくなる
俺はこの子のおかげで考え方も接し方も考えた
だから
この子の全てを映す左右の瞳がとても綺麗で怖かった
「親父」
「あ?」
突然声を掛けられて腑抜けた声が出る
「あんがと」
「………おぅ」
クシャクシャと玲華の頭を撫でた
玲華は分からないだろう
この子が玲華を想う気持ちと見つめる気持ち
「くはは!」
俺が笑うと玲華も
「ふふ,なーにーよ!」
と笑う
すると
「ンゥ…れい…か…しゃん」
と言った
「「!?」」
((この子最高))
天を二人で仰いだ
だが
玲華は俺と妻の間にできた
だが
妻は玲華がまだ幼い頃亡くなる
妻を亡くし泣けなかった俺に玲華は言った
「泣いても良いんだよ」
「お父さん」
と
今は泣いていることもある玲華だが笑った顔は妻に似ている
だから
「あんがと」
それは
お前もな
なんてな
ーー完
目を覚ますと玲華さんと仁さんが私を抱きしめて寝ていた
だから暖かったのか
「ぁ…‼︎」
(今喋った!?)
この意気ならいける!
だけど
「ー!」
(喋れなかった…)
私は落ち込んでいると二人が起きる
「あ………」
「「!?」」
二人が私の声に気付く
「喋った!?」
玲華さんが泣き出す
「あぁ!」
仁さんも泣きそうだ
私は必死に声を出そうとしてもぁしか出ない
「ー」
ーぁしか言えない
「「大丈夫,少しでも言えたことが一番大切だから」」
二人の言葉に頷く
ー私は少し進歩出来たでしょうか?
「勿論!最高よ!」
「ー!」
嬉しくてにやけると写真を撮られる
何故?
私は欠伸を一つしてノートを新しくした
銀色の神が光に照らされキラキラ輝く
着物を着て外に出ると走る音と銃弾の音
(ーーーー!?)
目の前に赤
が広がる
それが血だと認識するのにかなり掛かった
幸せが一気に冷える
肩を抑え唸る玲華さん
仁さんは皆を呼ぶ
乱闘の音
「ーーーー」
声が
出ない
私は病院で静かに玲華さんを見つめる
玲華さんが唸った後私のところに笑って来た
「ごめんね!大丈夫!」
ーーーーパンっ!!!!
乾いた音が鳴る
私の手が熱く痛い
「ーーーー!!」
ー無理して笑わないで
伝わって
この気持ち
ー泣いても良いんだよ!
お願い
だから
そんな悲しい顔で笑ってなんかいないで!
「ーーーー!ー「湊!ごめんね!少しだけ………」!」
私を抱き締める手が力が
震えて
強い
玲華さんは怖かったんだ
きっと
私が失うのが
きっと………
私はもっと気を付けよう
そう決め
優しいけど危険なこの極道の道の世界
私もそろそろ覚悟しよう
ー
仁
ー
泣き疲れて眠る湊の顔は子供っぽくて何か可愛いがとても似合う
いつもは大人びていて声が掛けられなかった
だから
玲華との仲も前より良くなった
前は堅苦しくて嫌だったが今は素で柔らかくなる
俺はこの子のおかげで考え方も接し方も考えた
だから
この子の全てを映す左右の瞳がとても綺麗で怖かった
「親父」
「あ?」
突然声を掛けられて腑抜けた声が出る
「あんがと」
「………おぅ」
クシャクシャと玲華の頭を撫でた
玲華は分からないだろう
この子が玲華を想う気持ちと見つめる気持ち
「くはは!」
俺が笑うと玲華も
「ふふ,なーにーよ!」
と笑う
すると
「ンゥ…れい…か…しゃん」
と言った
「「!?」」
((この子最高))
天を二人で仰いだ
だが
玲華は俺と妻の間にできた
だが
妻は玲華がまだ幼い頃亡くなる
妻を亡くし泣けなかった俺に玲華は言った
「泣いても良いんだよ」
「お父さん」
と
今は泣いていることもある玲華だが笑った顔は妻に似ている
だから
「あんがと」
それは
お前もな
なんてな
ーー完
目を覚ますと玲華さんと仁さんが私を抱きしめて寝ていた
だから暖かったのか
「ぁ…‼︎」
(今喋った!?)
この意気ならいける!
だけど
「ー!」
(喋れなかった…)
私は落ち込んでいると二人が起きる
「あ………」
「「!?」」
二人が私の声に気付く
「喋った!?」
玲華さんが泣き出す
「あぁ!」
仁さんも泣きそうだ
私は必死に声を出そうとしてもぁしか出ない
「ー」
ーぁしか言えない
「「大丈夫,少しでも言えたことが一番大切だから」」
二人の言葉に頷く
ー私は少し進歩出来たでしょうか?
「勿論!最高よ!」
「ー!」
嬉しくてにやけると写真を撮られる
何故?
私は欠伸を一つしてノートを新しくした
銀色の神が光に照らされキラキラ輝く
着物を着て外に出ると走る音と銃弾の音
(ーーーー!?)
目の前に赤
が広がる
それが血だと認識するのにかなり掛かった
幸せが一気に冷える
肩を抑え唸る玲華さん
仁さんは皆を呼ぶ
乱闘の音
「ーーーー」
声が
出ない
私は病院で静かに玲華さんを見つめる
玲華さんが唸った後私のところに笑って来た
「ごめんね!大丈夫!」
ーーーーパンっ!!!!
乾いた音が鳴る
私の手が熱く痛い
「ーーーー!!」
ー無理して笑わないで
伝わって
この気持ち
ー泣いても良いんだよ!
お願い
だから
そんな悲しい顔で笑ってなんかいないで!
「ーーーー!ー「湊!ごめんね!少しだけ………」!」
私を抱き締める手が力が
震えて
強い
玲華さんは怖かったんだ
きっと
私が失うのが
きっと………
私はもっと気を付けよう
そう決め
優しいけど危険なこの極道の道の世界
私もそろそろ覚悟しよう