恋愛成就アプリ

私立優雅丘学園

私は、古くからこの学園にい続ける魔女
人の持つ微かな闇にでも反応し手助けをする。
恋、友情、愛情、どんな信頼の中にも
嫉妬、未練、後悔、なんて闇の根源がある
私はそれを、助けたりする。
別にその気持ちを大きくさせるわけじゃない
そのきっかけに対して少し何か進めるような物・事を
してみるだけ

それが希望となるか闇にのまれるかはその子次第

さぁ今日はどんな闇をもった子が現れるのかしら。


--------------------------------------------------------------------------

『ノドカおっはよ〜』

振り返ると親友のカレンがいた。
カレンは、私と違って可愛くて、成績も運動神経も
抜群でみんなの人気者…なんで私なんかといてくれるのか分からない

『おはようカレン』

私はクラスに好きな人がいる。

目立ってカッコイイわけじゃないけど、
優しくて明るい人。
毎日クラスで笑わせるようなことを言ってくれて
率先してたくさんのことを手伝ってくれる

私はそんな彼に恋をしている。

私もカレンみたいなら勇気をもって告白できるのに！
なんてことを何度そう思ったか

カレンのことは大好きだでもたまに自分の劣等感に耐
えられなくてカレンを嫌いになりそう。

そんな自分はもっと嫌い


『ノドカ・カレンおはよう！』

『おー、おはよう祐希！』 『おはよう祐希くん。』

『相変わらずカレンは朝からうるさいなぁノドカを
見習ってもう少し気品をもてよ！』

『うるさいなぁ気品てなに？』

『そ、それはあれだよな、あれ。
ほらなんかおしとやか的な？』

『ほらぁ、祐希もわかんないーー』

『うるさい！』
カレンは、祐希くんと仲良くて羨ましいなぁ

『気品っていうのは、どことなく感じる上品さのことだよ。私なんて程遠いよ』

『いや、だったら尚更ノドカのことだろう
なのごとく優しくて、上品じゃん！』

そんなこと好きな人に言われて嬉しくないわけがない

『もー私も褒めてよ！』

『えーでもまぁカレンは良い奴だしな
まぁそのまんまでもいいんじゃね？』

ちょっと、祐希くんの顔が赤いような気がした
私の中でカレンへの気持ちがモヤモヤする

『カ、カレン！
ショートホームルーム始まっちゃうから行こう』

カレンは私をいつも助けてくれるのに、ちょっとカレンが祐希くんと話してだけでこんなの考えるなんて私最低だ。

『ホントだ！私今日、日直なのにやばいー
んじゃぁ、お先にね祐希！』

『じゃぁ、先に行ってるね祐希くん』

『えっ？ノドカは別に日直じゃないんだろ？
一緒に行こう』

『えっでもカレンが.......』

『大丈夫だよー私多分また、先生に遅いっ！って怒られちゃうからむしろ祐希と行ってて〜』

やった！ってちょっと思っちゃった