甘美のチョコ


わたしは保健室のベッドに下ろされた




雫さんは棚をガサゴソと探り
救急箱を持ってきた




「あったよ!救急箱!」



そう言い素早く手当てをしてくれた













「よし!でーきた!」




雫さんは絆創膏ではなくて
動きやすいよう包帯を巻いてくれた





「あ、ありがとうございます」




わたしは一礼した




「いいのいいのー」




へらへら笑いながら手を横にふっている






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